ATCに蒔絵しちゃった制作記

ボルダリングでは使いませんが・・・ATCに蒔絵という日本の伝統工芸で装飾してみました。

その制作過程をご紹介します。

※蒔絵とは・・・漆塗りの器などに、漆で絵を描き、金、銀の粉を蒔いて固める日本の伝統工芸です。


まずは全体に梨地という大きめの粉を蒔いて全体をキラキラさせました。

本体のベースは黒っぽい色だったので、直接絵を描いてもいいかな~と思ったのですが、表面に使い方のイラストが印字されているので、それを見えなくするために、全体に漆を塗ることにしたんです。

 


絵に高さを出すために、漆で絵を描き、炭の粉を蒔いて、厚みを出しました。

一応絵は見えますが、真っ黒ですね・・・

なんで金を使わないのかというと、高さを出すために漆を厚めに塗るのですが、そこに金の粉を蒔くと、粉は漆の中にどんどん沈んでしまうので、いくら金を投入しても足らないのです・・・

金はお値段が高いので・・・炭を使って絵に高さを出して、その上に金や銀の粉を蒔くという方法をとっています。

 


炭で高さを出した絵のをなぞるように再び漆で絵を描いて、その上に金の粉を蒔いていきます。

写真は粉を蒔く過程・・・黒い部分が炭を蒔いた部分、黄色っぽい部分は金の粉を蒔いた部分です。


絵の上全体に金の粉を蒔きました。

色がちょっと違う部分がありますが、粉の種類が違うんですよ~。

そして、ついでに?螺鈿(貝)をちょこっと張り付けてみました。

粉を蒔いた直後は表面がざらざらした感じになっていますね。

この上から漆を塗って、磨きをかけます。


金の粉の上にさらに漆を塗ってコーティングします。

今回は透明の漆以外に色のついた漆も使って、

葉っぱやお花に色を付けてみました。

なんとなく全体の色味がみえてきましたね~。


塗った漆を乾かして、研磨します。

絵はほぼ出来上がっていますが、まだざらっとした感じが残っています。

これから表面に絵を加えて、さらに磨いていきます。


葉っぱに葉脈などを足して、さらに磨きました。

これでほぼ完成ですが、

まだ艶を出したいので、

この後数回漆を塗っては表面を磨く・・・

を繰り返します。


完成!

色漆の色も金の粉もキラキラもキレイに出ました♪

使うのがもったいない?!

まあ当面使う予定もないので、飾っておきます。