Googleの品質評価ガイドラインで定められた、YMYLという項目。YMYLの基準が設けられたことによって、該当するテーマやジャンルを扱うWebサイトは厳しい品質の基準をクリアしなければならなくなりました。ここでは、YMYLとはどういったものなのか、そしてYMYLに該当するテーマやジャンルにはどのようなものがあるのかについて解説していきます。
YMYLとは?
YMYLは、「Your Money Your Life」の頭文字をとっており、ユーザーのお金や、生活などに大きな影響を及ぼすテーマ・ジャンルのことをいいます。
これらの情報は、非常にセンシティブで、誤った情報が掲載されていると、ユーザーに大きな悪影響をもたらすと考えられています。
そのため、このYMYLについて、Googleでは検索結果の品質アップに目を向け、アルゴリズムを変えたり、ガイドラインへ項目の追加をしたりしています。
Googleでは、YMYLをテーマ・ジャンルとしたコンテンツについては、非常に厳しく評価しており、いかに信憑性が高い情報であるのかを注視しています。
YMYLのテーマ・ジャンルにはどのようなものがある?
YMYLで扱われるテーマ・ジャンルについて紹介します。
ニュースや時事的な情報
ビジネスや政治、科学、テクノロジーといった分野は、YMYLとして扱われます。例えば災害や時事的な問題については、ユーザーの生活にも大きく影響し、誤った情報が世の中に拡散されないよう、厳格に扱っています。
政府・法律
政府や法律といった分野もYMYLに該当します。公的な行政サービスなども含まれます。一般市民は、行政サービスを利用しますが、この情報が誤っていると、大きな不利益が生じてしまう可能性があります。
財産
投資や税金、ローン、保険などの情報はYMYLで扱われます。お金について扱う情報は、もし情報に誤りがあれば、大きな損失につながってしまう恐れがあるためです。
ショッピング
商品・サービスなどを購入するショッピングもYMYLとして扱われます。ショッピングでは支払いをオンラインで行うケースがありますが、送金や支払いページでは、特に厳格に扱われます。
健康
医薬品や病院など、病気の治療や健康といったテーマについてもYMYLに該当します。もし誤った医薬品をユーザーに勧めているコンテンツがあった場合、ユーザーがその情報信頼し、健康被害を被るといった事態も起こり得ます。
まとめ
ここまで、YMYLについて、概要と該当するテーマ・ジャンルについて解説をしていきました。総じてYMYLに共通することは、得た情報を信頼することで、ユーザーにとって大きな不利益・被害を被る可能性をはらんでいる情報であるといえます。このようなデリケートな情報については、Googleがしっかりと注意深く監視し、誤った情報がユーザーに行き渡らないよう、厳格にチェックしているのです。