目的のキーワードでリスティング広告を出稿して、SEOと合わせた取り組みをしていきましょう。リスティング広告でも、これだけはやるべきというものもあります。ポイントを押さえて、出稿を開始しましょう。ポイントとしては、リスティング広告の初期設定を行って、検索広告をスタートすることと、広告の効果を高めるために、コンバージョンタグを必ず埋め込むことです。2000年代、検索エンジンにおける日本のユーザーのシェアは、Yahoo!が圧倒的に多かったようです。Yahoo!6割、Google3割、その他1割といった具合でした。現在ではアクセス解析を見ると、およそ半々ということのようです。bingなどその他の検索エンジンは無視をしていいぐらいの数値のようです。また、PCではYahoo!が優勢ですが、スマートフォンではGoogleが優勢です。
目標と予算の設定について
Yahoo!プロモーション広告とGoogleAdWordsのどちらのリスティング広告も併用して取り組むべきだと思います。目標や予算の設定ですが、まずは小予算からはじめましょう。効果が出たら継続していきます。各広告の費用の目安として、予算設定として、Yahoo!3万円とGoogle3万円の合計6万円を目安にしましょう。CPAは1万から2万円、目標コンバージョンは、3から6件といったところです。アカウントの登録は、Yahoo!プロモーション広告とGoogleAdWordsのどちらも管理者を決めてアカウントを作りましょう。キャンペーン設定とグループを作ってカテゴリ分類をしましょう。設定内容に応じてキャンペーンを作りましょう。複数サイトを保有しているなら、URLごとにキャンペーンを必ず分けましょう。
地域設定とキーワード設定
複数の下層セールスページに誘導する場合は、それぞれのカテゴリごとにグループ分けをしてください。地域商売ならば、対応地域のみ市町村単位まで設定してください。全国向けの商売でも、特に見込み客が多い地域やアクセス解析などで、コンバージョンが多かった地域に絞っても良いと思います。キーワードの設定も変わってきました。というのも、以前ならたくさんのキーワードを登録すればロングテールに対応できて、アクセスも増えたからです。そのため、1万キーワード以上も登録していることもあったようです。現在は低予算の場合は、メインキーワードを数個に絞るべきだそうです。そうして、部分一致でシステムに任せてロングテールキーワードを拾ってアクセスを集める方が良いと言われています。その方が、広告の品質を下げずに出稿できるからです。
競合の広告文を調査して作成する
出稿する広告文によってアクセスされるかどうか決まります。なので、広告文を作成するのは、とても重要なミッションです。まずは競合の広告文を調査しましょう。そしてどのポイントをアピールしているのかを見定めましょう。差別化を図りながら、制限文字数以内に収めて広告文を作りましょう。競合の広告文を調査をして作成する方法として、目的のキーワードで検索をします。そして表示されている広告文を拾い上げて表にまとめます。全国展開の大手のサイトと地域密着の中小企業のサイトは分けましょう。それぞれの歴史、実績、費用、品質などのアピールポイントをチェックしましょう。差別化するポイントを書き出して、それを組み合わせて広告文を作りましょう。地域、会社名を入れて、具体的な数字とともに差別化してるポイントをアピールしましょう。
コンバージョンの埋め込み
広告からコンバージョンにつながっているか確認しましょう。そのために、Googleタグマネージャ内でコンバージョンタグを埋め込んでください。これだけはやっておきたいポイントとして、予算、目標設定、URLごとのキャンペーン設定します。そして、ページごとのグループ設定をし、対応地域の絞り込みます。部分一致による少ないキーワードの出稿をしていきます。競合調査して、広告文の作成をしましょう。そしてコンバージョンタグの埋め込みです。必要な手記設定を手順どおり行いましょう。Yahoo!、Google、どちらも検索広告をスタートさせましょう。特に、地域商売の場合、地域を絞ったSEOとリスティング広告を併用しましょう。費用対効果の高い集客を実現させていきましょう。広告文は、サービス内容と会社名、具体的な数字を入れていきます。
指名検索とリスティング広告①
知名度を高めてブランド力を高めていくと指名検索が増えていきます。確実に誘導するためにも、会社名、商品名、ブランド名でも、低価格の指名検索キーワード広告を出しましょう。ポイントとして、なぜ指名検索が必要なのか理解すること、指名検索で広告を出してコンバージョンをチェックすることです。指名検索というのは、文字通り会社名、商品名、ブランド名で検索して、こちらのサイトに来たいと考えてくれるユーザーが行う検索のことを言います。こちらのサイトをめがけて検索してくれているわけですから、確実にサイトに誘導して、コンバージョンに結びつけていきましょう。通常の指名検索ならば、こちらのサイトは、1位になっているはずです。そのため、広告は不要と思うかもしれませんが、ユーザーは同じ1ページ目の他のサイトに行く可能性も高いのです。
指名検索とリスティング広告②
指名検索で、サイトが一位に表示されるのは当然ですが、ユーザーは1ページ目に表示される広告や関連サイトに行ってしまうこともあります。そういったことを防ぐためにも、検索結果への表示プラス「リスティング広告での表示を併用」をするべきなのです。こうしてクリック率を高めて、確実に誘導すること。コンバージョンの取りこぼしも減ると考えられています。検索結果に加えて広告を表示させることで、ページ内の占有を高めるということもできます。一番上に自分の会社の広告、そして検索結果の一位も、自分の会社、という風にするわけです。指名検索設定とコンバージョンチェックをしましょう。メインキーワードと下層ページへの広告とは別にキャンペーンを作ります。指名検索キーワードで完全一致、あるいは、フレーズ一致の設定をして、出稿しましょう。
コンバージョンチェックについて
キーワードの登録方法として、「部分一致」と「フレーズ一致」と「完全一致」があります。「部分一致」とはシステムが類義語、関連語句を判断して表示されます。「フレーズ一致」は、入札キーワードの語順どおりに福間荒れた場合に表示されます。「完全一致」は、語句が完全に一致した場合に表示されます。さまざまなキーワードがあって、表示件数を増やす場合は部分一致を使いましょう。クリック率を高めながら品質を上げていきます。ただ、指名検索のように決まったフレーズで検索されて、クリック率が高いキーワードならば、完全一致で登録しておきましょう。高く評価されます。通常の検索キーワード広告の場合は、クリック単価は100円~200円程度です。クリック率1%が目安とすると、指名検索は低予算でクリック率は高く、コンバージョンが取りやすいです。
無駄なクリックは課金されない
PPC広告をやるとなると、競合に何度もクリックされて課金されるのではないかという心配もあるかもしれません。しかし、意図的に何回もクリックして離脱するとか、不正なソフトなどによる自動クリック、ダブルクリックによる複数のクリックなどなど、無効なクリックと思われるようなものはシステムが判断して返金調査されるので安心して良いと思います。不正クリック業者などへの対応もされています。無駄なクリックは課金されないということです。広告とSEOを併用した指名検索というのは、こちらのサイトを訪問したがっているユーザーを確実に誘導できるものです。クリック単価も安く、コンバージョンは安定して取ることができます。指名検索キーワード広告を設定しましょう。リスティング広告の初期設定をして運用を開始したら1~2か月ほどは細かいメンテンナンスをします。
メンテナンスと設定の見直し
リスティング広告運用後は、最初の1~2か月ほどは細かいメンテナンス期間と考えましょう。まずは十分にインプレッション数を伸ばして広告表示を増やすことに専念しましょう。効果が出てきたら反応のいいものに絞っていきます。ポイントとしては、最初の1~2か月は表示件数を増やすことに専念、反応を見ながら週に1回程度のメンテナンスを行いましょう。3か月目以降はアクセスと反応が良いものに絞り込みましょう。スタートしたての広告というのはアクセスは増えないものです。最初は設定した広告についてメンテナンスを続けてアクセスを増やしていくことですし、コンバージョンが出るように調整していきましょう。リスティング広告は運用開始から少なくとも3か月は続けるように計画と予算を立てましょう。反応を測定しながら行わないとういけません。
リスティング広告運用後の作業予定
1か月目はインプレッション数の増加を目指します。インプレッション数というのは、広告が表示された回数のことを指します。まずは人の目にできるだけ触れるように表示件数を増やすことに努めましょう。キーワードは、部分一致で単価を上げながら調節して、インプレッション数を伸ばして広告表示を増やしましょう。すべて同じ単価ではなくて、入札価格に強弱をつけましょう。予算配分の最適化をしていきます。2か月目はメンテナンスです。除外キーワードを設定します。不適当なキーワードを部分一致でかからないようにしましょう。スケージュールは、昼間の比率を高めて夜の比率を低くするなど、アクセスが多い時間帯の比率を高めましょう。端末の設定で、一般消費者向けの場合は、スマートフォンの比率を高めましょう。法人向けはPC比率を高めます。